まち歩き講座その2 関内、歴史を生かしたまちづくり

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6月20日、午後は関内〜山下町、元町までを歩きます。

午後から参加のアクターは7名、午前中からの参加3名を加えて10名の参加です。

午後は馬車道の県立博物館前から出発。馬車道は日本で初めてガス灯が灯った近代街路です。ガス灯博物館としていろんな本物のガス灯があります。「日本で初めて」の碑もいろいろあります。また、石造りの重厚な建物が並んでいた明治時代の面影を今に伝えるために、ビル建て替えにもいろんな工夫が。商店街は一方通行で歩道も広く、これも、歩いて楽しいまちづくりの一環です。
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外国人と日本人を分ける関所として設けられたのが「吉田橋」。ここを境に海側を「関内」と呼びます。そして陸側は繁華街の伊勢佐木町。市役所前のくすのき広場は、地下鉄の駅を造る工事の時に道路を付け替えて生まれた空間で、歩いて楽しい横浜の都市デザイン発祥の地と言われています。
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横浜公園には関内の街路を設計したブラントンの碑、開口の地、開港博物館の中庭には水道を設計したパーマーの獅子頭共用水栓がと、開港時のまちづくりを彷彿とさせる工夫が街なかの至る所にあり、歩く人を楽しませます。これもまた歴史を生かしたまちづくりです。
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2009年、開港150周年を記念してオープンした象の鼻パークでも象の鼻型の防波堤をメインに、発掘された貨物運搬用の転車台が保存されるなど、歴史を感じる工夫が盛りだくさんです。

関東大震災の瓦礫を埋め立ててできた西洋型の山下公園前の海岸通では、市の誘導で土地所有者の協力で建物をセットバックして広場を生み出したり歩道を広げるなど、歩きやすい街になっています。

また、山下公園では立体駐車場の上に公園をつくり、そこから博物館、川を渡る橋、フランス山と歩道橋をつなげ、元町商店街に出られるようになっています。元町商店街も、みんなで建物の一階を引っ込めて歩道をつくったり、共同で配送をして街なかにトラックが入らないようにするなど、「安全に、歩いて楽しめるまちづくり」が徹底されていることがよくわかります。

まちの歴史を大切にしながら、安全に楽しく歩いてめぐることができるまち。それは勝手にできているものではなく、市役所はもちろん、商店街や土地所有者のみなさんを始め、様々な人の思いと協力で長い時間をかけて出来上がってきたということがよく分かるまちあるきでした。

これからそれぞれの街に派遣されるアクターたちにも、そのまちのどんな人達がどんな思いで築き、守ってきた街なのか思いを馳せながら活動することがとても大切であることが理解できたと思います。