まちづくりのいろは講座 第1回開催
第1回 まちづくりとはなにか ~都市づくり・まちづくり・ひとづくり~
講師
横浜市立大学まちづくりコース准教授
NPO法人ミニシティ・プラス理事長三輪律江/博士 (工学)
第1回の講座は、まちづくりの基礎講座です。
これまで、人が快適に住み、暮らせるためにつくられてきた「都市」は、これからは今までつくられてきた道路や建物や管路などインフラを、どのように管理運営(マネジメント)していくかが重要な時代になります。
そのマネジメントを行政に任せきりにせず、住民が参加し、地域協働で展開していくのがこれからの「まちづくり」です。
そのために、現在、または将来のまちにははどのような課題がありどのように解決していくべきでしょう?たくさんのテーマがあります。
• 防災につよいまちづくり
• 福祉につながる安心なまちづくり
• 公園計画・公園再生のまちづくり
• 自然保全・自然再生のまちづくり
• 公共空間を使った “にぎわい”を生み出すまちづくり
• 商店街活性のまちづくり
• 景観まちづくり
• 歴史・文化をいかしたまちづくり
こういった、「まちづくり」は、住民・市民が主導しつつも、行政や専門家、その他いろいろな仲間と協働で進める創造的で持続的な活動にならねばなりません。
そこに必要なのは、そこの住民(土の人)だけでなく「よそもの、わかもの、ばかもの」といわれる「風の人」です。皆さんはまちにとっての「風の人」に、なってください。
【ワークショップ】イメージマップからまちを考える
A3の紙に自分が小学生だった頃のまちの地図を、道路や建物や風景、また人や出来事も含めて描いてもらいます。
自分が書いた地図を他の参加者たちと見比べて、まちへの興味と視点が人それぞれさまざまなことを知り、次のまちあるきでは、どんなところに注目したいか考えてみます。