1月25日BankART studio NYKで成果発表会を行いました!
2014年度特命子ども地域アクタープロジェクトの成果発表会が行われました。
テープ起こししたものをまとめました。
特命子ども地域アクター事業成果発表会
2015年1月25日 13時~15時 BankART studio NYK
オープニング〜特命子ども地域アクター登場
司会:こんにちは。BankARTへようこそ。ただいまより2014年度特命子ども地域アクターの成果発表会を行います。私は今日、司会進行を務めます NPO 法人ミニシティ・プラスの事務局の岩室と申します。よろしくお願いいたします。
発表者紹介
それでは主役となる子どもたちを順番に紹介したいと思います。今日はBGM も子どもたちが選んでいるのでどんなのが出るのでしょうか。
それではまず小学生を紹介いたします。
横浜市立都筑小学校5年生、折谷沙朋子さん
横浜市立東山田小学校5年生、市川姫菜さん
横浜市立南山田小学校6年生、山部日花里さん
横浜市立都筑小学校6年生、草郷紗羅さん
横浜市立都筑小学校6年生、橋本みなみさん
ここから中学生になります。
横浜市立荏田南中学校1年生、直枝遼茉くん
横浜市立鶴見中学校1年生、長岡志織さん
横浜市立中川西中学校1年生、サフワンジャムシェドくん
関東学院中学校2年生、髙﨑明日香さん
山北町立山北中学2年生、三木麻里奈さん
山北町立山北中学校2年生、髙橋亜仁多さん
川崎市立東橘中学校2年生、矢野颯人くん
横浜市立中川西中学校3年生、百﨑佑くん
藤沢市立鵠沼中学校3年生、住友優介くん
中央大学附属横浜中学校3年生、福永圭吾くん
次に高校生です。
横浜翠陵高校1年生、矢野淳奈さん
神奈川県立神奈川工業高等学校2年生、加治満理奈さん
神奈川県立神奈川工業高等学校2年生、松澤海斗くん
神奈川県立鶴見総合高等学校2年生、吉岡彩香さん
聖和学院高等学校3年生、黒川遙さん
高校生はちょうど受験だったりで、こられない人が多くなってしました。
まず、事業の主旨について、NPO法人ミニシティ・プラスの理事長、三輪から説明したいと思います。
事業説明
三輪:改めて、今日は皆様、ようこそお越しいただきました。ミニシティ・プラスの理事長をしております三輪と申します。本業は横浜市立大学でまちづくりを教えております。少し最初に堅い話なのですが、この事業に関して、説明させていただきたいと思います。
青少年の課題とまちづくり団体の課題をマッチング
この事業には、私たちが解決したいと思っている2つのポイントがあります。
まず1つは、今青少年の多くが、家や学校以外の場所、サードプレイスと呼ばれたりしている、そういう場所がなかなかなくて、青少年に社会性が足りないのではないかという話や議論があります
また、子どもたちは忙しかったり、少子化の中で友人関係が希薄になったり、あるいは同じ学校の友だちしか関係ができなかったりという課題があると思います。
一方で、まちづくり団体についての課題は、私たちが関わっている地域、まちづくりの現場というところでいえば、自治会町内会の活動や、あるいは今日お越しいただいているようなテーマを持って活動されている市民活動は、その内容によってかなり高齢化していたり、スタッフがいつも同じだったり、次世代につなげていくようなことができていないとか、あるいは活動自体が少しルーティン化してしまっている、マンネリ化している課題があると、いろいろなところでお話を聞いております。
マッチングから生み出される青少年の社会参画の機会
この事業は、2つの課題をうまくつなげるということを出発点として始めております。簡単にいえば、ミッションを帯びた子どもたちが、まちづくりの現場に入ってもらう、インターンをするということです。そのことを通して社会の中に、子どもの地域社会参画を浸透させていくプログラムや、あるいはまちづくりをする方たちに青少年の可能性を知ってもらう、気づいてもらうような機会をうまく生み出していくというプログラムとして、始めました。
様々な団体の協働で進める事業推進体制
この事業は、もともとは神奈川県の新しい公共の場づくりモデル事業から始まっています。私どもNPO法人ミニシティ・プラスが事務局となりながら、かながわ子どもの社会参画推進会議という組織で進めています。その会議メンバーで今日お越しいただいているのは、横浜プランナーズネットワークさん、株式会社リストさん、今日は団体の方にも入っていただいているのですけれどもNPO法人シャーロックホームズさん、神奈川県の青少年課さん。これらのメンバーは、青少年育成や、まちづくりの現場で支えていらっしゃる方、それからそういうことに関して非常に興味関心をもって動いていただいている企業の方、それから神奈川県、です。そういう方々と一緒に、かながわ子どもの社会参画推進会議という組織体を作りまして、新しい公共の場づくりに応募したというのが、この事業のきっかけです。横浜市立大学も、協働事業という形をとり、進めています。
今年度は県の基金21に採択していただき、補助金をいただき進めているのですが、将来は新しい基金をつくっていく形を考えておりまして、現在基金の勉強会も並行しながら進めています。
事業の流れ アクター募集から成果発表まで
この事業は、特命子ども地域アクターの養成、派遣、報告という流れで行います。地域アクターの養成とは、横浜市立大学の協力で「まちづくりのいろは講座」を行い、まず、まちづくりとはこんなことだよ、世の中のまちづくりや市民活動を支えている人たちはこういうことをやっている、という基礎的なことを大学生と一緒に勉強する機会を得ます。それから、それぞれのまちづくり団体に特命で派遣されるというプログラムになっております。夏から秋にかけてそれぞれの団体の特命事項を得て、活動し、今日はそれの成果報告会という形になります。
青少年の社会参画を社会が支える仕組みづくり
この事業が目指すところとして、子どもたちと地域のまちづくりの現場が一体で動いていくような、そういう社会の仕組みというものを編み出していきたいというのがまず1つです。
それからそれを助成金等に頼るのではなくて、いろいろな方々から活動の支援をいただけるような基金を作っていきながら活動を動かしていく仕組みづくりを目指しています。
今回は、よこはま夢ファンドを通して、株式会社FREEingさんからもこの活動に支援をいただいています。
それでは報告会の方に入っていただきたいと思います。
司会:ありがとうございました。それではここからは団体の方に順番にご報告をいただきます。まず団体の簡単な紹介をしていただき、アクターと一緒に何をやったかということをご報告いただきます。実際にどうだったのかという突っ込んだ話を、後半のトークの方でしていきたいと思っています。
横浜市男女共同参画推進協会
他施設との協力を深める
フォーラム南太田という南区にある横浜市の公共施設です。南区はなかなか下町で温かいところですけども、生活が大変な方が多くいらっしゃいます。付近にはいろんな福祉施設ですとか、DV被害など、いろんな困難なことを経て住んでいらっしゃる方のいる母子生活支援施設が、南区には3つあります。当施設の近くにもあるので、何か交流が持てないかなと思っていたところでした。アクターとの話し合いで、生活工房という調理室があるので、そこを活用して料理教室をすることになりました。事前に母子生活支援施設に子ども地域アクターとスタッフが訪問して、施設で暮らす子どもたちがどのような料理が好きなのか、何が食べたいのかを聞き、どのように生活しているのかなどを知り、交流をして、一緒にメニューを決定するところからスタートしました。
料理教室は8月に、横浜ナポリタンスパゲティと目玉焼きのせハンバーグ、デザートにチョコチップとかでデコレーションをしたアイスクリームを作るというのをやりました。アクター人たちが手づくりのレシピブックを作ってきてくれて、子どもたち全員にプレゼントしてくれました。みんなで料理を作って食べて、最後にはその施設で暮らしている4歳ぐらいから小学生ぐらい子どもたちから、今日どうだったか、何が楽しかったか、何を食べたかというのをアンケートの代わりに絵を描いてもらいました。
NPO 法人都筑民家園運営委員会
マンネリ打破を期待
都筑民家園は都筑区のセンター北駅から歩いて10分ぐらいのところにある横浜市の公営施設の一部です。そこで3年前から毎年秋の都筑アート月間で、コミュニティアートというのをテーマに活動しています。
その中のひとつ、遺跡公園でキッズ弓矢体験をお手伝いいただきました。弓矢自体は非常に子どもたちに人気のある催しなのですが、やはり3年目になるとだんだんマンネリ化します。それで新たなアイデアを地域アクターに期待しました。
実際に我々の方のキッズ弓矢体験というのを動かしているのは、竹林クラブという50歳から70歳ぐらいのメンバーでやっています。そのメンバーと一緒に弓矢を作ったり、当日の運営をしました。当日の運営の中で、受付でアンケートを書いてもらう、という提案がありました。そうすると、面白かった、難しかった、いろいろな意見が書かれ、子どもたちがただ参加するだけではなくて、感想もいただけるようになりました。弓がうまく当たった人に弓矢の達人という称号を渡すというアイデアも実現しました。
NPO法人夢キューブ
既存のイベントにアクターが入り、楽しさ倍増
私たち夢キューブは、青少年の育成を活動の柱のひとつにしています。拠点としている山北町は、神奈川県の県西の位置で、町全体の人口は一万一千人です。広さは横浜市と同じくらい。本当に自然豊かな、そして地域の方も子どもたちを宝のように大事にしてくれる、そういうふうな町です。山北町自体は、やはり子どもたちにいろいろ来ていただいたり、そしてそこで魅力を感じてもらったりということに、とても積極的にしている町だとは思います。年2回商店街で行っている「夕市」に参加していただきました。商店街も昭和の非常に香りの漂う商店街でハロウィンをやることになり、アクターには築50年近い山北体育館でハロウィンパーティのお化け屋敷を企画してもらい、倍増した楽しいイベントになり、当日は、とても賑やかになりました。
もともと夕市は、山北の子どもたちが子ども商店街で参加していた経緯もあり、子どもたち自身が商店街に繰り出して、大人の人(商店街の人たち)と子どもたちが楽しくするイベントをいろいろプロデュースし、定着をしてきていたところ。だからアクターの方もすんなり入っていただけたのではないかとは思っています。商店街の方では、「夕市ハロウィン子どもお買い物券」(商店街で使える300円相当の券)を手伝ったこどもたちに発行してくれました。
SunSunマルシェ
イベントで長く滞在できるように「ピクニックシート」を改善提案
SunSunマルシェは、地域のおいしいものや手づくり品、家具やジャムなどいろいろなお店が出店する月1回開催するマーケットです。その場所で、少し親子の人たちや子ども連れの人たちのもっと長い時間マルシェを楽しんでもらいたいという特命事項でした。
これまで普通のブルーシートをレジャーシートとして貸し出しをしていました。それをもう少し楽しくピクニック気分を高めるために、デザイン化できないか、という提案をしました。そして切りっぱなしにしてもOKのテント用の厚手のビニールシートをいろんな形に繰り抜くワークショップも行いました。このシートはとても人気が高くて、今後もマルシェで活躍してもらう予定です。
それともう1つ、子ども屋台(お菓子釣り、千本引き)を実施しました。そこではこどもアルバイトを雇い、楽しんでもらいました。
いせはら樂市樂座
楽市イベントへの参加は良かったが夜の企画は難しい面も
私どもの方は神奈川県県央、それから湘南にまたがる神奈川県伊勢原市というところで、人口が10万人ぐらい。男女比の方は、大体同じぐらい。人口は横ばいという町です。1番のシンボルは、丹沢山脈の関東寄りにある大山です。昔から大山詣でといいまして、いろんな方々が大山を目指して来られたという歴史文化があります。
いせはら樂市樂座は町の魅力を皆さんで共有しましょうということが大きな目的で、発足しました。町の中で魅力的に活動されている方、あるいは魅力的なお店や製品について発表してもらうトークショーです。それにより伊勢原の町を皆さんによく知ってもらい、外部に向かって発信していきましょうと、そんな目的をもった「座」と、トークイベントに参加した40店舗のお店が伊勢原でのイベントのときに開く「市」を行っています。
今回アクターは、樂市で、お寺でのイベントのお手伝いに参加し、座であるトークショーの本番に高校生が1名が見学参加、というところまでしかできませんでした。夜のイベントで場所も離れていたため、なかなか中学生の参加が難しかったのが現状でした。
ほどがや人・まち・文化振興会
子どもアルバイトの仕組みは続けたい
毎月第1日曜日、午前10時からお昼までに行われている「ごうどいち」にこどもたちとそのお母さんたちにもっと知ってもらい、応援してもらえないかということでこの事業に応募しました。
今回はお天気の運が悪く、雨で流れて中止になったり、雨続きで皆さん雨の中、寒い思いをして参加してもらいました。
企画としては、子どもたちをもてなすための紙芝居、あと駄菓子屋さんを子ども店員で運営、そその屋台の中で子どもアルバイトを募集しました。たまたま通りかかって遊びに来た子どもも、アルバイトに引き込まれて、こども店員で参加して、商店の人たちとも仲良く話しができました。(子どもアルバイトは続けていきたいと現場で話しました)
また、地元産のミルクせんべいの新しい食べ方を提案して名物にしたらどうかという試みをしました。まずは工場見学し、食べ方としてソースのトッピングを何種類も提案し、試食してもらい、人気投票をしました。アイスやジャムをはさんたり、カレーチョコなど、あり得ない組み合わせもありました。
横浜都筑文化プロジェクト
地域の文化情報発信に若い視点を取り入れる
横浜北部とは、都筑区、緑区、港北区、青葉区あたりを指します。横浜の海側ではトリエンナーレをはじめ、大きな文化イベントが盛んに行われているイメージがありますが、北部も本当はたくさん文化があります。横浜都筑文化プロジェクトは、それらを可視化して、北部の文化度を上げ、その情報を発信していこうと1年前に出来たばかりの任意団体です。
昨年は3回事業を行いました。1回目は北部4区の文化活動をする方たち集まってもらい、ライトニングトークイベントを開催。アクターの皆さんには、来場者の写真を撮り、プロフィールにしてその場に貼っていくアイデアをいただき、盛り上げてもらいました。2回目の北部4区をまわるバスツアーに参加してもらい、レポートを書いてもらいました。3回目は、1回目、2回目で知った活動や活動拠点を地図に落とし込むマップ作りを行い、最後に「北部4区で文化をもりあげていくためになにができるか?」の意見を出し合いました。このプロジェクトのメンバーが50代〜70代なので、ぐっと平均年齢を下げて、若い視点の意見が積極的に出て、本当によかったです。今後に活かしていきます。
神奈川フィルハーモニー管弦楽団
コンサートにイベントの盛り上げを取り入れて和やかに
神奈川フィルは、昨年の4月に公益財団法人として活動再開しました。その2年前まで公益財団法人の申請に向けて、さまざまな活動を通して、神奈川県知事をはじめ、神奈川県の皆さんはもちろん、企業ですとか、個人の皆様からたくさんの寄付をいただきました。そのお礼に神奈川県内の33市町村全てにお礼コンサートを行うという活動を昨年から開始しました。
今回は、綾瀬市の綾瀬市民文化祭で、かなフィルがお礼コンサートで出演するコンサートの内容について、アクターの皆さんに企画の一部を考えてもらい、当日はコンサートのお手伝いをしていただきました。コンサートというのはこのようにでき上がるということをアクターに知ってもらう良い機会になったとも思います。
アクターの企画で「ありがとう」というお礼のパネルを作ってもらったり、ちょうどハロウィンの時でしたのでマントを作って、少しイベントっぽくしていただいて、すごく会場が和やかになって大変楽しい時間だったと思います。私どもの楽団員もすごく良い機会だったと、またやって欲しいと言われました。
鋼管通商栄会〜小田銀座
「子どもアルバイト」でお祭り参加の楽しみがアップ
鋼管通の会合に来ていたとなりの商店街「小田銀座」でもイベントを行いました。夏祭りに何かやってみてくれないかという話があって、2日間のお祭りに出店しました。アクターはソースせんべいを割ったソースのシミを見ながら占うという、何の信憑性もないのが楽しい「ソースせんべい占い」や、お菓子、ヨーヨー釣りなどのお店を出し、当日遊びに来たこどもたちを子どもアルバイトとして巻き込みました。アルバイトが楽しくて、2回も3回もアルバイトをやりたがって、ずっと1日中アルバイトをして子もいました。アルバイトの子たちのお礼は、商店街のさつま揚げ屋さんの小さいさつま揚げ。商店街のお祭りに自然に子どもたちが巻き込まれました。
鋼管通商栄会
大人たちのアイデアが子どもたちの企画で実現化して盛況に
鋼管通り商栄会は川崎市の川崎区で海の近くです。昭和30〜40年代非常に盛り上がった商店街なのですが、日本鋼管の衰退とともに商店街およびまわりの町工場がなくなっていき、衰退していっている商店街です。昔はかなりイベントもやっていたのですが、会員さんの高齢化に伴い、ここ8年くらいは何もしていませんでした。そんな中、神奈川県観光商業流通課から、何かやりましょうといろいろお話をしていく中で、昔、鋼管通商店街の中にブツブツ交換屋があったことがわかり、それはおもしろいのではないかということになり、それをテーマに、アイデアを出しあってもなかなか良いものが思い浮かばず、そんな中、アクタープロジェクトのお話があり、今回のブツブツ交換のイベントを企画してもらいました。
システムとしては、自分が大事にしていたけど使わなくなったものを持って来ると、子どもたちが、これは1ポイント、3ポイントと査定します。それでポイント券をお渡しして、他の人が出したものと交換するしくみです。単純にそれだけですけれども、考えてみるとお金が1円もかからないイベントなのです。3ポイントのものが欲しいのに、ポイントが足りなかった場合(子どもの査定による)、子どもであればここでイベントのお手伝いをすると1ポイントとかもらえるようにしました。15分だけアルバイトをして1ポイントもらって欲しいモノをゲットするとか、そういうようなことが行われました。
子どもたちと一緒に作った鋼管通でブツブツ交換の曲も当日は流れ、当日は1000点ぐらいの商品が集まり、すべてアクターの方々の運営で行われました。8年間出来なかったイベントがこどもたちの力で出来て盛り上がり、商店街も地元の人も「次いつやるの?」と喜び、またやらなくちゃ、と思っています。
三浦半島食彩ネットワーク
地元のお店が協力して魅力発信イベント開催と新商品を開発
三浦半島食彩ネットワークは、三浦半島で農業をされている方、漁師をされている方、あとは地場の食材を使って食堂をやられている方など、三浦半島で食に携わる人たちで作られた団体です。
今回特命事項として、この三浦の食をキーワードに商店街を活性化する企画をアクターの人たちに考えてもらえないか、とお願いをしました。まず三浦の町を知ってもらうためにアクターに三浦の町を視察してもらい、野菜の直売所や、畑、魚市場、マグロの出荷場を見てもらい、商店街も見てもらいました。三浦の商店街というのが、港町にありますが、平日はなかなか人が少ないところなのです。その中で、ミサキドーナツというドーナツ屋さんがあり、アクターの子どもたちからの提案で、三浦の食材を使ったドーナツレシピコンテストを開催しました。
募集期間が1ヶ月と若干短かったのですが、地元三浦や横浜、川崎、藤沢などから35通の応募があり、最終審査で残った5つのドーナツのレシピをミサキドーナツの方で作り、当日試食会を兼ねた、コンテストイベントを行いました。
ミサキドーナツの2F会場は満員となり、地元関係者での審査員の審査で、キャベツクリームのドーナツが優勝、にんじんとオレンジを使ったドーナツが会場の人気投票では1番でした。そのほかにも、ひじきやカリフラワー、三浦だいこんをつかったドーナツがありました。タウンニュースや横須賀経済新聞、JCOMなどのケーブルテレビからも取材があり、大きくプロモーションできました。そして今回、にんじんとオレンジを使ったドーナツの、ミサキドーナツでの商品化が決まりました!
NPO法人シャーロックホームズ
企業イベントにもアクター活躍の場が
私たちの団体は子育て支援、青少年支援、まちづくりをやっている団体で、横浜市西区に拠点があります。昨年も私たちの子育て、親子向けのイベントにアクターさんにご協力いただいたのですが、今年はそごう横浜店の9Fの新都市ホールで、段ボールで公園を作り、そこで親子に楽しんでもらうという、段ボールパークイベントに来てもらいました。
最初のそごう横浜店の方々との会議では、企業の大人は全員スーツ。慣れない雰囲気の中にアクターの4人が飛び込む形になって、はじめはアクターの子どもたちも発言ができにくいような雰囲気がありました。最終的には、子どもが遊んでいる間に保護者に対して「大人の悩み相談室」をやってくれたり、親子で写真を撮るときにシャッターを押しますよ!と会場を回る、記念撮影のカメラ係をしてもらったり。また、長蛇の列の待ち時間緩和のために、アクターが作った横浜クイズのミニ冊子を配って、クイズを解きながら待ってもらうなどをしました。また事前にそごうを取材し、主に子育てに役立つそごう横浜店のお奨めポイントのビデオを作ってもらい、会場で投影しました。
NPO法人海の森・山の森事務局
子どもたちの発想に任せることで、オリジナルの物語がすごく面白くなる
私たちは横浜港北区の菊名が拠点です。神奈川県の水、私たちが使う水道の水をキャプチャした環境活動を展開しています。代表である私(豊田直之氏)は写真家で、山北町だったり、伊勢原の山奥のずっと奥の水源地に行ったり、横浜の水となっている道志の方にも行き、写真と動画を撮り、そういった映像を見せながら水資源を大切にして欲しいと、環境活動をしています。今日司会をされている音楽家、岩室さんにもお手伝いいただいて、音楽と映像のコンサートなどいろいろと展開をしています。昨年、ビジュアルコンサート以外にさらに欲張って、こどもたちにもわかりやすいデジタル紙芝居という読み聞かせの部分を入れた新しいコンテンツを作ってみようと考えました。水の大切さを伝える「水育」をコンセプトに、その物語を作ろうとしたとき、アクターを派遣していただき、企画段階から関わっていただきました。
当初は、子どもたちに一体どんなことができて、どんなことが考えられるのかというのが非常に未知数で、様子を見ながらやっていこうと手探りの部分もあったのですが、実際に企画会議の第1日目から、そんな心配はまるっきり必要ないという結論に達しました。どんどん子どもたちの目線、子どもたちの発想が出てきて、私たちのメンバーの中の脚本家が、最終的にまとめ、仕上げたのですが、何度も企画会議、それから脚本の内容の会議をやって、「浦島八郎物語」が生まれ、9月に都筑区のキャンドルナイトと連動して初披露し、10月に西武の東戸塚店で正面玄関でも行いました。すごいおもしろいものができて、大成功でした。
(浦島八郎物語とは・・・浦島太郎の孫のまた孫のそのまた孫である16歳の浦島八郎が海の家でバイトをしているところ、つい亀を助けてしまい竜宮城に連れて行かれるのだけど、竜宮城に行ったところ、結構海が汚れていてショックを受け、陸に戻って奮起し、 NPO 法人を立ち上げて海をきれいにするというストーリー。声での出演もしてもらいました)
湘南市民メディアネットワーク
子どもたちに体験の場を提供することができた
もともと子どもたちと一緒に映像作りをするということを柱に据えて、まちや市民活動の映像を撮っている団体です。こどもアクターに映像を撮ってもらい、まちを紹介することを実験的にやってもらおうとこのプロジェクトに参加しました。中学校の就労体験で、市内の3つの中学校から当団体に来てもらい、体験をしてもらったりする中、その参加者の中学生がアクターに参加するきっかけにもなりました。今年はなかなかぴったりの取材イベントがなく、藤沢市で行われた東海道シンポジウムにかかわってもらいました。そのプレイベントで、藤沢市の昔の映像を上映するという上映会のお手伝いで来てもらい、9月に東海道シンポジウム藤沢宿大会を取材して記録の映像を撮って編集も体験してもらいました。
大人VSこどもトーク
司会:もともと湘南市民メディアの活動をしていて、今回アクターに参加した住友くんに聞きます。学校は好き?
住友:好きなのですけどつまらない。
司会:住友くんは、独自の世界を歩みたいんだよね。それでこちらに参加したりして、映像を撮るのが好きだったよね。湘南市民メディアに参加したのはどうして?
住友:職業体験がきっかけですけど、ゲームの実況動画を作りたいと思ってそれで湘南市民メディアさんの力を借りたいと思いました。
司会:ではアクターには何で参加することにしたの?
住友:メディアさんにやってみる?と言われて。おもしろそうだし、やってみようかなと思って。
司会:住友くんはおもしろそうだと思ってくれたのだけど、他の友だちはあまりおもしろそうだと思わなかったのかな?誘ってくれたのよね。
住友:勉強に励みたいということでした。
司会:どういうところがおもしろそうだと思ったのかと、実際おもしろかったかどうかというのを教えてくれる?
住友:会ったことのない人たちと話すことは嬉しい。僕、新鮮が大好きなので、お寿司も大好きです(笑)。実際にやってみて、みんなの役に立てているかなって。役に立てて良かったです。
司会: SunSunマルシェにも参加してくれたのよね。
住友:はい。楽しかったです。
司会:SunSunマルシェは平塚だったけど、家は藤沢だよね?平塚には良く行くのですか?
住友:SunSunマルシェに行くまで行ったことなかったです。
司会:初めて行ったのですね。全然知らないところで知らない人と楽しく過ごせたんだね。またいろいろやってくれるのかな? 住友くんに私から次の日程が決まったよってメールで連絡すると、返って来るメールが「仕事ですか?」って。「仕事ですよ。」っていうと「わかりました。張り切ってやります」と。仕事としてとらえてくれて、本気でやってくれて本当にありがたいなと思いました。
司会:湘南市民メディアに参加した松澤くんはこの活動に参加しようと思ったのはどうして?
松澤:映画作品を取り扱っている団体さんということで、ここに行きたいと思いました。
アクターに行きたいと思ったのは、今できることをやっておきたいなと思ったので。
僕は今、学校は定時制に通っているのですが、それだと普通の高校よりも授業数が少ないということと、下に見られがちというのがあるので、それを補いたいと、他の人よりも別の面で経験して、穴埋めをしたいなと思って参加しました。
司会:参加してみてどうでしたか?
松澤:想像していたよりもいろいろな経験ができて、そういう面ではすごく楽しかったです。
(他の活動は)なかなか予定があわなくて。それからドミノ倒しみたいになってずっと行かれなかったです。
司会:湘南市民メディアの活動では、市長さんにもインタビューできたりして、頑張ってくれました。今までインタビューをしたことありましたか?
松澤:なかったです。初めてなのですごく緊張しました。
司会:そうなんだ。これを機に将来はインタビュアになろうとかそういうことはない?
松澤:やってみたいなという感じはあります。
司会:おもしろいと思ってくれた?
松澤:はい。すごくおもしろかったです。
司会:良かったです。ありがとうございます。何か言いたいことは他にないですか?
たとえば、前に話を聞いていた時には、もうちょっとマメに活動したかったと言っていたと思ったけど、途中でうまく日程があわなくなったりして、なかなか参加できなかったよね。どうしたらもっと参加できるようになるかな?
松澤:積極性を出す。
司会:自分が?こっち側の問題点として、大人の方に何か言いたいことはありませんか?
松澤:そうですね。いろいろとご都合がありますから。大人だからというよりは、住友くんみたいにどんどん積極的に出していって、今度いついつ何かありませんかって、ずうずうしいぐらいにメールで聞いていくのも良いかなと。
司会:本当だね、そうしてくれると私もすごく嬉しいです。そんなことを松澤くんの口から聞くとは私は思わなかったです。いつも話し掛けてもぼそぼそって感じだったので、そんなに積極的なところがあって嬉しいです。ありがとうございます。
司会:次は鋼管通に参加してくれた人は誰ですか。結構いますね。企画に参加したのは、加治さんと、ももちゃんと直枝くん。それから当日参加したのが、女子たちも含めて矢野くんも、たくさん参加してくれたのですけども、まず商店街の人たちと話したりしてどうでしたか?
直枝:最初に商店街を見に行った時に、あまり活気がなかった。みんなが乗っかってくれるのかな思った。やってみたら本当に大成功で、1000点ほどの商品、ブツがきたりして、すごい達成感もあったし、いろんな方に幸せに思えてもらえたら嬉しいです。
司会:直枝は何年生でしたっけ?
直枝:中一です。
司会:では、みなみちゃんどうでしたか?
橋本:私はイベントの準備の前日に初めて鋼管通に来て、そのときは静かな町だと思ったのですけど、イベント当日にはとても人が来てくれて、何回も何回もブツを交換しにやって来てくれる人もいて、そういうのを見てこのイベントを楽しいと感じてくれているのは、とてもやりがいがあったし、うれしかったなぁと思いました。
司会:商店街の人たちは思った以上に、商店街の人たち自身が非常に喜んで下さって。今日来てくれている阿部さんはお若いのですが、商店街の人たちって結構年齢が高いって聞いたのですけど、何歳くらいが平均なのですか?
鋼管通商栄会:多分平均は70歳を超えていると思います。若手がちょぼちょぼなので。
司会:そんな中で商店街のみなさんが、イベントを終わったあとに、すごい大きなケーキを焼いて下さったり、ご飯は家で食べると言って来たのに、アクターのために差し入れがボンボン出てきて、中華がずらあっと並んだあと、さらにお弁当がひとりずつに支給されて、こんなに食べないよねっていうぐらいたくさんもてなしていただきました。
鋼管通商栄会:終わったあとに商店街のいろんな人に聞いても、今までアピールしたくてもそういう機会がなかったので、イベントとともに商品をアピールできたこと、またお客さんがたくさん来てくれたっていうことに関して、たいへん喜びました。商店の人もやる気を出して協力してくれて、盛り上がりました。
司会:多くの団体の方たちからの意見で、子どもたちとの連絡のとり方とか、大人と大学生も入っていて、その位置関係が良くわからないという問題がある、と聞いています。もう少し連絡をとれたら良いのにとか、誰に何を言って、どれくらい子どもたちに直接言ったら良いのかわからないというような話がありました。
その辺に関してどなたか発言していただけますか。特に遠いところですよね。山北とか、三浦とか伊勢原もそうなのですけど、なかなか一回一回行くのができなくて、メールでやりとりをしたり、そうすると私たちが子どもに連絡して、子どもたちから私たちに来てと、やりとりがうまくいかない部分があったと思います。三浦などそれが悩みの種だったと思うのですが、もう少し改善する方法はどうしたらというアイデアがありますか?
三浦半島食彩ネットワーク:百崎くんなんかはFacebookをやっているのでやりとりできましたが、申し込んだ団体としてはアクターたちがどんなことを考えて、どのように会議や打ち合わせをしているのかというところが、やはり見えなかった。我々は初めて参加したのですけど、どういうプロセスでこの企画自体が進んでいくかというのが見えなかった部分もありました。
司会:それで当日までドキドキされた部分があったということですね。
三浦半島食彩ネットワーク:そうですね。ですので、任せ切って良いものか、それともこちらでどこまで用意をすれば良いのかというところがちょっと難しいところだったかもしれません。
司会:もしかしたら私たち事務局の方の反省としては、子どもたちとのこちら側でのやり取りの打ち合わせが入るごとに、そちらに今こんなことを話し合ってここまで進めました、子どもたちからこんな意見が出ました、というようなことを随時報告するような細かさが必要なのかもしれないということですよね。
三浦半島食彩ネットワーク:それがあればその状況や、イベントをこんなふうにやろうと考えているのかなというのがわかるかもしれない。
司会:そうですよね、それは他のところでもいろいろあって、南太田フォーラムさんなんかも、なかなか子どもたちがせっかくのイベントでも日程があわなくて参加できないっていうことがあって、なんでそんなに忙しいのって、私はみんなに聞くのだけれど。矢野淳奈ちゃん、なんでそんなに忙しいの?
矢野:土曜日に学校がありまして、その後バレーのスクールに通っているのですけれども、そのスクールが、学校が終わってからもう始まっているような感じで、そこから5時、6時までやっているので、集まれないということです。
他にも演劇部もやっています。
司会:演劇部もやっていて、それでアクターもやっているんだね!みんなの中で、アクターというのは、勉強とか部活、習い事などの中でどのぐらい重要なのかなというのが、ちょっと知りたいのだけど、直枝くんはどうですか?
直枝くんに何でたくさん聞いているかというと、皆さんにお配りした表を見るとわかるのですけど、直枝くんが最も参加回数が多いのです。かなりのイベントに参加で昨年23回です。第2位は加治さんです。
直枝:アクターの活動はすごく楽しいし、いろんなところに行って、いろんな人と関わっていろんな体験ができるのでとてもおもしろいと思っています。そういう意味でもどんどん積極的にいきたいという思いで、活動に参加させてもらっているのですけど。部活は卓球部に入っているのですけど、部活がすごくゆるくて言ってしまえば、私はすごく「暇」なので。
活動もおもしろいし、自分も暇なので、これはもう行くしかないなということで来させていただいています。
司会:みなみちゃんもいっぱい参加したけど、いくつか印象に残った事を教えてください。
橋本:私が印象に残ったのは、海の森・山の森事務局さんとのデジタル紙芝居です。夜に行なったのですけど、ストーリーの終わりに玉手箱から光の玉が飛び出してくる演出をしました。その人の光の玉がキラキラ光っていて、小さな子どもたちもそういう光の玉を持って嬉しそうにしている光景がすごく印象に残っています。
司会:鋼管通も参加してくれたよね。みなみちゃんのいる町には商店街がないということだけどそれについて話してくれる?
橋本:私の住んでいる都筑区には商店街がないので、鋼管通の商店街で初めて商店街というものを見て、体験したのですけど、イベントで大人も子どもも、積極的に参加している笑顔や楽しそうなようすを見て、人と人が近いというか、商店街って良いなと思いました。
司会:橋本みなみさんは、どうして、こういう活動に参加していますか?
橋本:家にこもっていないで、もっと違う人と話をしたり、いろいろなことを体験したいと思ってこの活動に参加しました。
司会: 草郷紗羅ちゃんは妹さんが三浦のドーナツコンテストで優勝しちゃったね。キャベツのクリームのドーナツを作ったのは妹さん。この活動に参加したのはどうしてですか?
草郷:去年もやったのですけど、チラシを見ておもしろそうだなと思ったので参加しました。
司会:このチラシを見ておもしろそうだと思った人っていうのが、すごく少ないのですよ。まちづくりに参加しませんかといっても意味がわからないといわれます。
友だちにはこの活動のことを話している人はいます?
髙﨑明日香:時々会話に出る感じです。
司会:その友だちには何て言われる?
髙﨑:よくわからない活動だねって言われます。
司会:だからそれをどうやってわかりやすく伝えるかというのが問題だと思うのだけど。山部さんはお友だちに話すことありますか?
山部:たまに。土日、こんなところに出かけたんだよ、っていう時に言います。
司会:その友だちは何やっているってわかってくれてますか?
山部:今回もチラシとか教室に置いたりしたので、読んだ人はわかると思います。
司会:参加しようよって言ったらのってくれる子はいるかな?
山部:多分いないと思います。
司会:それはどうしてなのかな?
山部:みんな塾で勉強ばかりしているからです。
司会:直枝くんみたいに暇だったら来てくれるかもしれない?
山部:暇な人は、来てくれると思います。おもしろいと思って。
司会:みんな時間がないということかなあ。
山部:きっとそうだと思います。
司会:山部さんはこの活動でいろんなアイデアを出すのが大好きになり、学校でもアイデアを出すのを頼られるようになったんだって?
山部:一応、運営委員会、児童会みたいなものに入っていて、意見では1番目に当てられます。
司会:アイデアが出るようになって良かったですね。私は海の森・山の森の活動にはいかなかったのでわからないのですけど、彼女たちのアイデアがどんどん出て、浦島の話が収拾しきれないくらいだったそうで。
NPO法人海の森・山の森事務局:そうなのです。普通大人が考えない発想でボンボンくるのが、大人の私たちは頭がガチガチになっちゃっているのでしょうね。そういう意味では柔軟性を帯びた頭でいろんな提案をして下さるので、私たちにしてみると、ええ?っていうような展開が多々あって、ただその飛び出て来た案を最終的にどうまとめていくかっていうところが大変でしたが、そのアイデアは豊富にいただけたと思います。
司会:この活動をどうやって伝えたらわかりやすいのか、子どもがまちづくりに企画からの参画することに関して、子どもたちにとっては社会性につながり、自分の成長に役立っていくだろうし、まちづくりの方にとってはすごく刺激になったり、新たに何か子どもたちとの接点を見つけたりするというようなことがあるのですけども、どのように伝えていくとわかりやすいかというのをすごく悩んでいて。
一つには皆さんまちづくりの方たちの、話の中でたくさんあったのが、今までの活動の一覧でもいいからそれをいつも活動する時にイベントの会場とかに掲示して、スタッフの人もみんなそれを見たらだいたいわかるみたいなのが1枚あると良いのかというようなことを言われています。そういうものが必要なのかなと思いました。
民家園も3年も参加されているのですが、私たちから見るともっと参加させたいのだけど、民家園の方たちの、スケジュールの中で、どれだけできるかという折り合いとか、かなフィルさんもそうなのですけど、もっとアイデアをどんどん出しても良いのだけど、でもどこまでできるか未知数だから、こちらも出しにくいとか、そういった点でどこまでいかれるかっていうのが難しくて。
民家園などは、スタッフたちはよくわかっていても、実際のボランティアの方たちとか、当日からいらっしゃる方は子どもたちが何でスタッフにいるのかわからないみたいなことが起こります。よくわからない中でトラブルまではいかないんですけど、そういうことがあるかと思うんですが。
都筑民家園:そうですね、私の中ではまちづくりで民家園のような活動をやっているのですけども、ボランティアのメンバーの方からすると、いろんな行事があって、それぞれの立場で参加していると。地域アクターの話も言葉ではできるのですけど、実際にやられる時はアクターの皆さんがお忙しいので、直接的に交流する機会が少ないです。少ない中で限られた時間の中だと、うまく伝わらない、それが当日ぱっと顔を合わせて、進んでいくというのだと、3回もやってきたのに、なかなかうまく伝わってないという我々のジレンマもあります。
先程来聞いていると、メンバーの時間を全部合わせて、話をするというのはなかなか難しいのかなということであれば、アクターの子どもたちの時間スケジュールで会える時に、手段はいろいろ今の世の中あると思います。(ITを使うとか?)我々、どうしても話し合いというのを昔ながらのやり方でやろうと思っているのですが、そのやり方を工夫すればできるのかなと。
それともう1つは、我々の場合、1年ぐらい前からおおよそ予定を決めるので、そういうふうに決めてしまうと、ある程度いろんなものが決まって来た中で、何を手伝ってもらおうか、というような仕組みになってしまっているので、そういうところも我々の中でも少し変えていかなければいけないと。1番最初にお話があったようにそれぞれの団体ごとに、マンネリ化してきたり、あるいは時代とともに変えたいというようなところ、それを考えようという懐を持たないといけないのかなと思いました。ぜひこの地域アクターのこの活動がどんどんつながっていって、我々のようないろいろなイベントやっているところに子どもたちのアイデアをもらえて、それが長続きして欲しい。コーディネーター役の人とのネットワークをもう少しゆったりと作っていくのも大切なのかなと。単なる事務局じゃなくて、コーディネート役の事務局が子どもと活動の間を繋ぐ役割というのがますます大切になってくるのではないかなと。そういう面も期待したいと思います。
NPO法人海の森・山の森事務局:ちょっと1つ意見を。まず、このチラシをもらった時にこれ何?っていうのは、「特命子ども地域アクター」というネーミングです。これはもう1年間、やってくるとどういうことをやっているかっていうのは、私たちはわかっているので不自然には思わないのですけれども、最初に聞くと、これ何なのっていう説明が必要になってしまう。たとえば一発でぽんとわかるネーミングだともっと浸透性が良くなってくるのかな、というのがひとつ。
それからもう1つは、これは協力して下さったアクターの方たちが忙しい忙しいって、塾があるだの何だのっていうところが、その活動のネックになっていると思うのですけど、これたとえば学校がもっとこの活動に対して推してくれて、もっと積極的にこういうことがあるから参加しなさいみたいな形が取れるようにならないのかな。たとえばこのアクターの活動に参加すると、いやらしい話だけども、受験の時の、内申書の中に1つメリットが生まれるとかというと、単に塾に通わせるよりもこのアクターで活動させて、社会との触れ合いやいろんな人たちとの触れ合いを通じて大人になっていく過程をそこで築けるみたいなところに入っていけたら、もっと発展、浸透していくのではないかなと思っています。
百崎:内申のためというものがちょっとえー?と思ったのですけど。実は僕、○○委員会の委員長を学校でやっていたのですけど、それのつながりで他の生徒に何で会長をやったの?って聞いたら内申のためっていう人がいた。そういう参加の仕方だとやっていれば、肩書きがあれば、やったという実績になってしまうというのがいやだなと。本当にやりたい人がやるべきなのかなと思ったので、アクターも内申のために来るよりは、ちゃんと目的があって来て欲しいなというのが願いです。
司会:長岡さんにも聞いてみます。長岡さんは小学校の時から活動しているのよね。
長岡:私の地域だけかもしれないのですけど、近くに商店街があって、子ども会とかでお祭りを開催して手伝いに行くと、お祭りの中の無料チケットを新たに追加してあげますよとかあったり、私は学校の生徒会に入っているのですけど、生徒会と商店街の人たちと話し合って、小さい子たちを対象にしてイベントを開催したり、小学校、中学校と大人の方たちとまちづくりに参加するっていうのは、結構ありました。
司会:長岡さんはネットで見つけて応募してくれたのよね。お友だちは商店街のお手伝いにもみんな参加しなくなっちゃったのだって?
長岡:部活とか、勉強があるからです。私自身も塾とか検定とかあって、参加が困難なことがあったのですけど、部活とかの方を優先してしまうらしいので、小学校に比べたら中学校になってまわりの人たちの積極性がなくなったなぁとは感じています。
司会:折谷さんはこのアクターに参加して自分が変わったという点はなんですか?
折谷:自分のどこが変わったかというと、活動で人と話す機会が多かったから、人と話すことが得意になったかなと思います。
司会:今までは人と話すのが得意ではなかったけど、この活動で得意になったということですか。参加してもらった活動の名前を言ってもらって良いですか。
折谷:ライフ&シニアとかなフィル。
司会:かなフィルは何が楽しかったですか。
折谷:ありがとうのパネルをステージで広げたことが楽しかったです。
司会:他にもチラシも作ったり、それを配布してくれたのだけど、会場で知らない人にチラシを配るのは難しくなかったですか。
折谷:それも楽しかったです。
司会:山北からきてくれている2人に聞きます。遠くから横浜の保土ヶ谷のごうといちという活動に参加してくれましたが。
三木:参加した日は雨で、あまり人もいなかったのですけど、そこにいる人たちだけですごく盛り上がれて、良かったと思います。
司会:彼女から、山北にも人いないけど、保土ヶ谷の町も全然いないって。それは雨ということもあったのですけど。
もう1人山北から来てくれた亜仁多さんにも聞きたいのですが、保土ヶ谷のお祭りにもう少し人が来てもらうためにはどうしたら良いかというのを教えてくれますか。
髙橋:駅からのイベント会場への道がわかりづらかったので、だからもう少し地図があったり、もっと盛り上がる企画があっても良いと思いました。
司会:この間私には、山北の名産をぜひ保土ヶ谷で売り、保土ヶ谷の名産物を山北で売ってみたいと言ってくれていたので、そんなことが彼女たちを通じて生まれたらいいですね。山北にはおいしいものがたくさんあるし、保土ヶ谷もすごくおいしいものがあります。
髙橋:やはり自分でも食べている、昔からのミルクせんべいがとても印象的に残って、味とかも中にアイスとかあずきとかもジャムとかも入れて、とても楽しい企画でとても印象に残りました。ありがとうございます
司会:サフワンくんはどうしてこの活動に参加しようと思ったの?
サフワン:岩室さんが別でやっているジュニア記者を新聞で見つけて、そのあとに岩室さんにメールで誘われたから。
司会:きっとおもしろいことをやってくれるだろうと思ったから誘ったんだけど。
サフワン:もともと町をもっと活性化させるとか、営業とか活性化させようと考えていたのですけど、そういう機会がなくて、これを誘ってくれたのでやってみようと思って。
司会:伊勢原にも行ったのよね?伊勢原の町はどうでしたか。
サフワン:町の人たちが、とにかく人情が厚いところです。いろんな人が協力してくれて。そこの祭りでかき氷屋をやっていたおじさんが、一緒に僕たちの企画を手伝ってくれたり、そういうこともあったので、良いところだと思いました。
司会:黒川さんは、SunSunマルシェはどうでしたか?
黒川:小さい子と触れ合う時間が多かったなと思います。全く小さいお子さんと触れ合う機会がなかったので、初めての経験で戸惑うこともあったのですけど、小さい子どもがレジャーシートに絵を描いて、オリジナルのレジャーシートを作ったというのがすごく楽しかったですね。
司会:まちのことが本当に好きな人がたくさんいるっていうふうに思ったっていってましたね。
黒川:そうですね。
司会:この活動に参加してそういう人がいるって知ったのかな?大学はどういう方面に行くの?
黒川:国際関係の大学にいこうと思っています。
司会:今度は大学生だからアクターは卒業だけど、アクターの経験はどうでしたか?
黒川:最初はボランティアというのは人のためというイメージが強かったのですけど、今回のアクターに参加してみて、人のためじゃなくてやっぱり自分が成長できるところなのじゃないかなっていうのがいちばん感じられました。
司会:吉岡さんは、申し込んでくれたのだけどなかなか参加できなくて、時間が合わなかったのだけど、でも鋼管通の会議にも参加したと思うけど、アクターの活動はどうでしたか?
吉岡:結構アルバイトしているので忙しいんです。
司会:ではアクターにはなぜ参加しようとしたの?
吉岡:友だちに誘われました。加治さんです。
司会:少しでも思ったことがあったら言ってもらって良いですか。
吉岡:私も家の近くに商店街とかないのですけど、ブツブツ交換のところに行って商店街はこういうところだと学べました。
司会:矢野くんは自分の紹介に「アクターレギュラー」って書いているのだけど、最初から参加していて、何年も参加していますが、どうですか。
矢野:やってきていろいろ町のことがわかってきたなと思いました。
司会:市大のまちづくり講座に関して。もう何回も参加しているから、関内じゃなくて別のところを歩きたいって言っていたよね。具体的にはどの辺?横浜以外?
矢野:具体的にないです。もう少し歴史がなさそうでありそうな場所が良いです。
司会:加治さんは22回という参加数が多いのだけども、やってみてどうでしたか?
加治:打ち合わせの時点では、人通りがあまりそこまでは多くない場所が結構多かったりしたのですけど、イベント当日になるとどこも人がすごく多くてやりがいがあったという感じでした。
司会:加治さんはこの活動にどうして参加したのですか?
加治:もともと違うイベントのスタッフをやっていたのですけど、そこで岩室さんに第1回の報告会のお手伝いをさせていただいて、そこから広がっていきました。
司会:加治さんは、将来はどんな人になろうかなとか夢はありますか?
加治:やりたい職業というのが、舞台やドラマの大道具をやりたいです。
司会:福永くんは、どうしてアクターに参加してくれたのだっけ?
福永:ネットでチラシを見た時に、写真に知っている百崎がいたので、知っている人がいるならやりやすいかなと思って。
司会:実際にやってみてどうでしたか。
福永:すごいですね。
司会:何が?感想では山北商店街の人たちがとても話しやすかったといっていたよね。
シャーロックホームズでは、会議がいきなりスーツの人がずらーっといて、自分は短パンで来ちゃってえーと思ったというのと、シャーロックホームズは一生懸命準備したのに、当日はグダグダだったといってたよね。
福永:いろいろと考えていって、ステージに上がって紹介した割には、自分のやった企画があまり良くなくて、あれ?って。
司会:要はニーズと自分の考えたものが合わなかったということかな?
思っていたよりも子どもの年齢がすごく小さくて、クイズもなかなか小さい子にわからない難しいクイズを考えてしまったり。一生懸命考えていったのに、役に立たなかったってすごいがっかりしている様子だったのだけど。
時間が押してきてしまいました。
推進会議の皆様にお話しただいてよろしいでしょうか。
かながわ子どもの社会参画推進会議
神奈川県青少年課:
神奈川県青少年課の山田と申します。今日はこういう成果発表会を聞かせていただいて本当にためになりました。アクターの子どもたちと団体の皆様のお話を伺っていると、この取り組み、子どもも大人も地域も元気にする、とても良い取り組みだなと思っております。私も鋼管通り商栄会のイベントに参加させていただきまして、レジ係をやらせていただいたのですけれども、レジに行列ができた時には、どうしようかなと思うぐらい本当に焦ってしまって。そんな時にアクターの子どもたちはうまくフォローしてくれて、どっちが手伝いに来たのかわからないような状況もありました。本当に楽しく参加させていただきました。こういった取り組みを継続してやっていくことが大切だと思いますので、今後もミニシティさんはじめ、皆様と協力をしながら、神奈川県も一緒に取り組んでいきたいと思っております。今日はありがとうございました。
横浜プランナーズネットワーク:
横浜プランナーズネットの山路です。
今日まちづくりということを普通の人に知らせるということが、いかに難しいかということが出ていたと思いますが、たとえば今日まちづくり団体の方々は子ども地域アクターがこの活動の取り組みに加わると、その取り組みはどう変わるのだろうという事をたくさん教えて下さったような気がします。たとえば1つ2ついうと、かわいくなるとか、やりっ放しにならないとか、場が明るくなるとか、きめ細かくなるとか。その他諸々たくさんありました。そういうことをチラシなんかで素直に伝えたら良いのかな。
逆に子どもたちの方からは、アクター自身がどう変わるのかということをたくさん教えてくれました。会ったことのない人に会えるとか、みんなの役に立てるとか、とにかく楽しいとか、人を幸せにできるとか。自分がメモしただけでも30ぐらいありますけれども。自分自身がどう変わるのかということ、気持ちがどう変わっていくのかというようなこと、そういうアピールもいるのかなと思って聞いていました。
リスト株式会社:
リスト株式会社の広報課の松本と申します。今日はこの場に参加させていただいて、大変有意義でした。2時間もみっちりありまして。
私ども不動産会社なのですけども、不動産会社はどうしても地域と関わっていく必要があり、1年目からこの推進会議の最後の名前に連ねさせていただいております。3年間携わらせていただいているので、感じたことなのですけど、いろんなものがすごく噛み合い始めたなというのと、サイクルができ始めているというのが実感です。たとえば、今までもしっかりしたアクターの方が多かったのですけど、すごく積極的な部分が目立ってきていて、それぞれ皆さんが益を感じてらっしゃる。受け入れる方たちに関しても非常に喜んで受け入れていただいて、結果も喜ばれていると、そこでアクターの方と地域なり、団体なりとのサイクルができていくと。あとは、どなたかアクターの方がおっしゃっていましたけども、人のためだと思っていたら結果自分のためだったと。これも個人の中でサイクルが回り始めていて、やはり3年間、続けてこられた事務局や、参加されたアクターや、団体の方々の力だなと思います。
なぜこんなこと言うかというと、私ども企業で結構、手前味噌ですけど少年スポーツとか応援しているのですけども、やはり一番偉いのは多分指導者の方だと思うのですね。毎週毎週指導して。もちろんお子さんも頑張るのですけど、それを周りの方が支えて。では企業でできることは何だというと、ちょっと名前を知ってもらうために優勝商品を出すとか、その大会のちょっとしたお手伝いをするというようなことをやっています。地域をまわって、子どもという目に見える未来が育っていくということに、今後とも携わらせていただければと思っております。今日はありがとうございました。
神奈川県青少年課:
県の青少年課、吉田と申します。いっぱい話がありましたので、県がしゃべるのもどうかと思ったのですが、とても感動しております。まさかこんなにすごいイベントに成長しているというふうには思っていなくて、素晴らしいと思います。
ただ、いろいろと改善しなければいけないところもあるということなので。
この今日の会の方向は良いですね。あまり年齢を感じないというか、子どもたちの方が大人よりしっかりしているとか、そういうところもあったし、素晴らしい交流だと感じています。
青少年課としては、子どもの社会参画を大きなテーマにしています。なぜかというと、今の子どもたちは、(彼らは違うと思いますけど)なかなか世の中とか社会というものの実体験するのが少ないという指摘があります。
また、先程から商店街というのが身近にないというお話の中で、商売をしている大人となかなか触れ合う機会がなかったけど、行ってみたら楽しかったということでした。多分いろんなおじさんおばさんに会ったと思います。お父さんとかお母さんとは違うような、いい加減な人もたくさんいたと思いますけど、世の中それででき上がっているっていうことを彼らが知るということが大事です。
また大人側も今、子どもと付き合うのは大変なのですね。忙しくて、日程調整も大変だったり。だけどそういう事を乗り越えて、子どもと大人が一緒に社会を作っていくって、どうやっていったら良いのかというのを、やはり子どもの社会参画という形でまず手を差し伸べていく、それを応援しているのが神奈川県青少年課です。
大人側の手を差し伸べていただいたので、こういう両輪でまたどんどん良い世の中というか、地域社会ができていったら良いのかな。それを我々もずっと応援していきたいと思っています。
最近、「懐かしい未来」という言葉が僕はすごく好きで、我々からすると、どちらかといえば商店街とかそういうもの懐かしいものですけれど、彼らからするともしかして未来感のある、今まで経験したことのないような人との触れ合いとか、そういうものが感じられる未来感がある場所なのかもしれなくて。そういう意味で大人と子どもにとっての未来、子どもにとっては未来ですし、大人にとっては「懐かしい未来」として、そこに共通のコミュニティみたいなものが青少年養成として、目指せないかなということを思って、この取り組みを応援していきたいと思います。あまりにも感動したので、長い話をしてすいませんでした。ありがとうございました。
NPO法人ミニシティ・プラス理事長三輪:
今日は長い間、ありがとうございました。私も3年目を見て考えていたのですけど、1番最初は多分、子どもたちも受け入れ団体も初めてだったので、何かよくわからないまま楽しく終わったみたいな状態で、去年の成果報告会の時には、ちょっと子どもの可能性に気が付いたみたいな、何となくそういうコメントが全体的に多くて、結構やってもらえるのではないか、という話から、もしかしたらアクターじゃあなくても、地元の子どもたちにもう少し関わってもらえるような機会も考えられるのではないかなという発言が、多分去年の団体の方々から出たと思うのですが。
今日はさらにもう1歩いっていて、いろいろなキーワードの中で団体の方から話があったのは、企画、最初から任せても大丈夫なのではという感覚が滲みに出たと思うのですね。むしろ最初から入ってもらわないと、子どもたちの可能性が引き出せないみたいな話がちらちら出ていたような団体さんもいらっしゃったと思います。
日本ではこういう形での子どもの参画、というのはあまりないと思います。子どもの社会参画ということ自体がそれほどまだ、どちらかというと、子どもをお膳立てしないと成立しないと皆さん思っているかもしれないのですけど、もともと失敗しても良いというふうに大人が踏ん切りさえ決めてしまえば、ある程度任せてしまえば、結構、ばあっと飛躍するみたいなことが、チャンネルとして合うかどうかというところだと思うのですね。
それがうまくいくかいかないかというのは、結構、間に立った事務局もそうですし、子どもたちの調整もあるし、お互いのミッションみたいなものがうまく合致すると、すごい歯車としてうわっと進むというのがすごく見られる機会が今回は、いくつか出てきたなと私は思っていまして、会を重ねる毎に、まさに話していた子どもの可能性というものがさらに伝わっていき、次のステップに進んでいるというふうに、ものすごく今日、確信したので、3年続けたこどもたちは、そろそろまちづくり講座、飽きたという話もあるので、次のステップも考えながら、ぜひ子どもたちの可能性を次に活かしていくというところにステージを上がっていきたいと思っておりますので、今後とも支援のほどよろしくお願いいたします。
司会:このアクターに参加した子たちが地元に戻り活動したり、参加した地元でさらに他の子どもたちを巻き込んでいくみたいなことが、できていけば、いまは少ない人数ですけど、神奈川県の中で広がりが出てくる、と私たちも思っております。
そのうち、まちづくり団体のこの事業への参加の人気が出て、抽選しなければならないぐらいになって欲しいなって、私たちは思っております。
一応、これで終わりなのですが、会場からもし質問があるような方がいらっしゃいましたら、ぜひ交流会の中で私なり、団体それぞれなり、子どもたちなりをつかまえてお話いただければと思います。話しづらいなあという時は私に言っていただければ、つなぎます。
このあとの交流会では三浦の活動で商品化される人参とオレンジのドーナツがでますので、ぜひ味わってください。今日はありがとうございました。